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ヒートショック

2013-12-28

 

2年前の出来事

 

私の父と母は私の実家の駅前の旅館に住んでいました。私の実家は終

戦後の昭和21年に祖父と祖母が建てた昔ながらの日本家屋です。

 

私も生まれて結婚するまでの25年間この家で生活しておりましたが結

婚を機に住まいを別にしました。

 

四国今治 南国とは言えこの時期になると気温は10度を下回り朝方は

5度を下回る日もあります。当然、夜中の室温は10度を下回ることも

あります。

 

それに昔の日本家屋でおまけに旅館です。どこに行くにも段差だらけ

です。年老いた両親にとってはトイレに行くのでさえ重労働です。お

ととしの12月26日の話ですが午前2時すぎに父から電話があり「母ち

ゃんが廊下で倒れて動かんなっとる。すぐに来てくれ。」と言う電話

でした。

 

実家に駆けつけると母の身体は冷たくなっていました。幸いにも意識

があり担いで部屋に連れて行き布団に入れて

 

「母さん救急車を呼んで病院に行くよ。」と言ったら「大丈夫だから、

こんな夜中に救急車を呼んだら近所迷惑やけん絶対に呼んだらいかん

」と言われてしばらく様子を見ていたら大丈夫そうだったので「朝

になったら病院に行こうね。」と言って午前3時半に実家をあとにし

ました。

 

家に帰りウトウトしながら悪い予感がしたのでもう一度実家に行って

みました。

 

時間は朝6時でした。悪い予感は的中でした。母は居間に倒れていま

した。この日の居間の室温は8度でした。

 

午前2時に母が倒れたことに父が気がつかなかったら、私が実家に

行かなかったらと思うとゾッとします。

 

ヒートショックとはまさにこれかと思いました。母が倒れたことに

誰も気がつかなければ母はこの日が命日になっていたと思います。

 

日本の住宅の多くはこのような環境だと思います。これからも住宅

を提供する建築会社として家中が出来るだけ温度差のない快適な家

を誰もが手の届く価格で提供できるよう努力しようと思います。

 

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