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魂がふるえる時

2014-03-01

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      私のかわいい娘へ。
 
私が老いていることに 気付いたときには、 … 落
着いて受けとめてね。
 
何より、私が直面している 状態を理解しようとして
ほしい。
 
話をしているときに私が同じ話を何回も繰り返した
ら、 「さっき同じこと言ったじゃない」なんて言っ
て遮らずに、 ただ耳を傾けていて。
 
幼いあなたが眠りに落ちるまで、 私は幾夜も幾夜も
同じ物語を読み聞かせたわ。
 
私がお風呂に入りたくないと駄々をこねても、 怒っ
て私を責めないで。
 
あなたが小さな女の子だったころ、 言い訳をして逃
げ回るあなたを追いかけて お風呂に入らせなければ
ならなかったことを思い出して。
 
新しいものに対して 私が無知であることに気付いたと
きは、 そんな目で見ないで、 ゆっくり時間をかけて覚
えさせて。
 
覚えてるかしら、 私があなたにたくさんのことを教え
てあげたこと。 正しい食べ方、お洋服の着方、髪のと
かし方、 そして毎日ぶつかる人生の壁との向き合い方
まで、ね。
 
私が老いていることに気付いたときには、 落ち着いて
受けとめてね。
 
何より、私が直面している状態を 理解しようとしてほ
しい。
 
私が何を話していたか 分からなくなってしまったとき
は、 思い出す時間をちょうだい。
そして、もし思い出せなくても、 心配したり、いらい
らしたり、 馬鹿にしたりしないで。
 
私にとって何よりも大切なことは あなたと一緒にいる
ことだということを分かってね。
 
私が年老いて、以前のように歩けなくなったときは、
やさしく手をとって。
 
あなたが初めて歩いたときに、 私がそうしたように。
 
そんな日がきても、 決してさみしいだなんて思わない
でね。
 
私が最期の日を 愛情に包まれながら迎えられるように、
ただそばにいて。
 
ともに過ごした時間、 ともに過ごすことができた幸せ
を、 あなたに感謝しています。
 
満面の笑みと、 いつ何時も絶やすことのない あなたへ
の愛とともに伝えさせて。
 
     愛する、私の大切な娘へ。

 

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